さあ、来ました！

久しぶりのQED新刊です。
タタルさんの『奈々ちゃんにはナイショ？で結婚計画by外嶋さん』は
どこまで進んだのでしょうか？

月夜見尊と呼ばれた神の正体や、いかに？


今回は色々個人的にドキドキしながら読んだため、かなりのネタバレ率です。
まだお読みになっていらっしゃらない方は◆◆◆のマークより下は、
お読みにならないようおススメします。


感想は続き記事からです。

[4回]

◆◆◆

読んでいない方の為、少し間を空けてみました。

いやもう！
もう！
タタルさんってば！！
最初から京都のホテルが空きにくい時期、狙ってませんか？！
外嶋さんの、突然一週間お休み取っていいよと言う話にしたって、
なんだかタタルさんと物言わぬ連係プレーをかましてる
ように見えて、初めからゴロンゴロンしながら
読んじゃいました(#^.^#)

もっとも任務遂行率は３５％～５５％ってところでしょうか？(苦笑)
あの一夜を妄想でどう埋めるかでパーセンテージが決まりそうです。
逃げ恥の平匡さんくらいには、タタルさんにも煩悶して欲しいものです。

あの川から引き上げられて、救急車に乗るまで、
タタルさんがない筋力を駆使して、奈々ちゃんをお姫様抱っこしたに
違いないと勝手に読んでいます。(妄想によるパーセンテージ上げ終了)



……っとタタ奈々話にもっと萌えたい所なんですが、
今回は月夜見の話にも先生の問題提起から、自分なりに
アレコレ考えて読めました。
秦氏も物部氏も古代、おそらく大陸か半島から渡ってきた
移民で、その中に多くの技術者集団が同行していたと
思われます。
なんせニギハヤヒは天鳥船で来た伝説があり、現在は飛行神社の
主祭神にもなってます。
秦氏はイスラエルの失われた民だとか、それこそ秦の時代の移民で
実は徐福の子孫だとか、色々な説がありますが、
私自身は中国の戦国時代に『秦』と呼ばれた国の、漢民族とは
違う民族だろうと思っていたので(おそらく羌族かなと思ってますが、
もしかしたら月氏族かも)、先生の展開された御説にも共感しながら
読めました。
今で言うところの『社員やエンジニアは超真面目に重労働なのに、
上は吸い上げるばかりのブラック企業』的な論理って
古代のこの頃からもう始まってるんですね～(^_^;)

秦→波多→海の構造なんですが、韓国語で海はそのまま『パダ』です。
秦氏の出自に関して半島説の中に、新羅の東海岸で製鉄を行っていた
一族ではないかと言う説もありました。
韓国の東海岸は、今でも重金属の企業が工場を置く地域でもあります。
広隆寺の弥勒菩薩は新羅仏と言われていますが、
製鉄民が移動していく過程で、集団をまとめる為に宗教を借りた
その痕跡が今回タタルさんたちが回る予定に入れていた、寺社仏閣なのかな～
なんて妄想しつつ読みました。

そして秦氏も物部氏も一時的に蘇我氏の下に入りましたよね。
全国に割とスサノオ系の神社が多い、どちらかと言うと物部氏が移動した先に
多いのは、スサノオ奉じる蘇我氏と婚姻関係になった故でしょうか？
一番物部とスサノオの関係が強いのは、今私が住んでいる埼玉県あたりが
そうです。
秦氏は早い段階で蘇我氏を切ってますね。
山背大兄王が滅ぼされたとき、手助けした形跡、まるでなしです。
もしかしたら蘇我馬子か聖徳太子と呼ばれた人物が亡くなった時点で、
離れたのかもしれません。

月夜見が実は○○○○○だった！は伊勢神宮での祀られ方を
考えると面白い納得のいく説だったなあ、って思います。
かぐや姫が月を見て泣くのは、もうすでにその名では祀られない神に
ついてでしょうか？
竹取物語ってすごいなあ～。奥が深いですね。


あとこの説から続いて、個人的に気になったのは源氏物語です。
初期ヒロインの藤壺は『輝く日の宮』と呼ばれ、
そこは天照大神をも連想させますが、
対応して『光る君』と呼ばれる光源氏の『光る』は
月の光なのではないかと考えて見たり。
夜にばっかり活動してますしね、光源氏(笑)
月夜見が〇〇〇〇〇ならば、夜ごと女性の元を訪れ、そして相手の
女性が不幸に落ちていく構図は三輪山の神話を思わせて納得しますね。
夕顔も源氏のことを『女房達があなたを三輪山の神のようだ』と
言ってますしね。



先生の御説はいつも問題提起が明確で、しかも自分でちゃんと考えてね
って余地が残っていて、面白くて心地よいです。
このシリーズを好きになってから、色々調べごとをするようになり、
自分の国成り立ちや文化の興り始めが見えるようで、
楽しんでいます。

先生。沢山の連載を抱えていらっしゃる中、ありがとうございます。





※ここからは私信です。
polerbear様、ご無沙汰しております。
御身がどうなるのか、かなりドキドキハラハラしましたｗ
先生の遊び心と粋な？計らいに乾杯ですｗｗ