すみません(^_^;)引き続き不調が続いてて、更新がなかなか出来ずに
います。

先日の蒼夜叉の続き、降魔王を読んだので、感想を。

歴史蘊蓄が好きで、なんかくっつくような気配があるようなないような
カップルが好きで…で、できたらSF展開もOKな方なら、
このシリーズはおすすめです。

うん、今回は眠り男こと剣(はばき)くんの心の底見たり！といったところでしょうか(笑)

ネタバレしてます。
感想は続き記事からです。

[1回]

降魔王　/ 高橋克彦著・講談社文庫

前作蒼夜叉から三年後。
ヒロイン万梨子の伯父が経営する、大企業堂前興産は
やっぱり事件の渦中にあった───。
そして殺人事件現場のテレビ中継に前回封じたはずの『獏』の箱を
持った男が───。


剣杏之介に会うため、万梨子と律子はなんと高野山に向かう。
そこには修行中…いややっぱり変わらず居候中の剣がいた。



どうも居候先は女性ばかりではないことが分かりました(笑)
結構男友達も充実してる模様。
さすがに修行したとあって前回のフラフラぶりはなりを潜めているものの、
それには結構深刻な事情が。

テンポよく読めます。
でも出来たらもうちょっと長くてもよかった(高橋克彦さんの文章なら尚更)。
前回の敵役、崇徳院の怨霊が正体を表してからが、ちょっと短い気も。
残念ながら今回はハゲ気味のおじさんに寄生してるので、
お耽美感が足りないものの、どうやら自分の前世？の恋人だった
ヒロインを見守っていた模様。
ついでに剣くんも助けてくれた(笑)
いやあそこで助けなかったら、ヒロイン絶望しちゃいますもん。
でもギリギリに追い込んだおかげ？で剣くんの本音が見えた(笑)
そうか、やっぱりね(^O^)
ウェディングドレスに婚約指輪ってのは結構はっきりした結婚願望だと
思うんですが…。


続きのありそうな終わり方ですが、なにせずいぶん前に出た本で
未だ続きが出てないので、これで完結かな～という気もします。


歴史薀蓄は前作よりぐっと少なめですが、QEDではあまり取り上げられなかった
東北が舞台なので、東北方面の歴史を知る窓口にはなるかな？
さくさく読めるので短めの歴史ミステリーを探してる方にお勧めかな。


わたし的には居候男、剣くんと超お嬢様(中身は地味なんですが)万梨子の
カップルが気になるだけだったりして。
剣くん、さっさと万梨子ちゃんのところに居候しちゃえ！(しかもかなり豪華に居候できるかと)
と言うことで。