先日の猿翁さんの時も感じたことなのですが…。

わたしが歌舞伎をばりばり？見に行っていたのは15年ほど前から10年前の間です。
当時猿翁さんは猿之助さん、勘三郎さんは勘九郎さんと呼ばれていた頃でした。

最初坂東玉三郎さんのファンで歌舞伎座に行っていたのですが、その頃お芝居で
共演することの多かった勘三郎さんのお芝居を観る機会が、多くありました。
元気で明るくて…どこか人情を感じさせる勘三郎さんの演技はとても印象に強く
勘三郎さん主催の芝居なども見に行くようになったほどでした。
彼が演じると四谷怪談のお岩さんも、なんだかコミカルで怖い舞台だったと言うよりも
『とても楽しい舞台』を見たと感じました。


もう私が第一線と感じていた役者さんが、次々と一線を下りていく、
しかもまだ勘三郎さんのように若い役者さんが、亡くなられたのは
悔しいなあと感じるのです。
もう私が見たあの舞台を見ることは二度と出来ないのだな…と思いました。


多分あちらに逝ってもお芝居のことを語って、元気に演じていそうな
勘三郎さんのご冥福をお祈りします。


ただの一ファンより。

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