先日、リンクさせて頂いてる、遊月さんともしもタタ奈々が平安時代だったら……などと
言う話を、コメント通してしていたら、こんなものを描きたくなってしまいました。
十年前の活動ジャンルが三国志だった為、現代のファッションよりは、時代物の衣装の方が
描きやすかったりして……(^_^;)




姫(奈々)：あの……今日頂いたお手紙、あれ、どういう意味だったんですか？
若君(もう若くないけど、タタル)：ああ、あれは呪について、君に合わせて書いてあったんだが
奈：まあ！難しい漢字ばかりで気づきませんでした。でも、呪なんて恐ろしいですね！
タ：呪は恐ろしいばかりではない
奈：そうなんですか？
タ：そうだな……たとえばここでひとつ歌を詠んだとする
奈：はい
タ：その歌には君のことを思い出したと言うことを、梅の花にかこつけて歌ったとする
奈：まあ！先月頂いた梅の花のお歌はそういう意味だったんですか？
　　全く気が付きませんでした。
　　その……梅の花がとっても綺麗に咲いたんだ、よかった(*^_^*)って思っちゃって……
タ：………………………。
　　で、次の機会には桜の蕾が膨らみ始めたことを、歌にしてみる。
奈：それは先々週のお歌ですね！
　　もうすぐお花見の季節だから、物詣に行けるわ♪って嬉しく読みました。
タ：まあ、物詣で寺社に参るのは健康にも良いことではあるが……
奈：そうですよね！こんな時しか外に出れませんもの
タ：そこでそろそろ時期が来たかと思い、桜が満開だと言う歌を詠む
奈：お庭の夜桜が先週とっても綺麗でした。妹と少しお酒を過ごしちゃったくらい。
タ：………(もう一週間早く来ても良かったか)
　　それで昨日桜が散ったと言う歌を……
奈：はい。ウチの花は散らないでほしいとか、散らすのは人を限って欲しいとか、
　　ちょっと実行するのが難しそうなお歌でしたよね。
　　桜は風が吹くとすぐ散ってしまうから……
タ：それで花にかこつけて呪をかけてみたんだが…君は(やっぱり)気が付かない
　　ようだったので、呪の効果について書いてみたんだ。
奈：それが今日のお手紙ですよね！
　　そしたら、今夜突然いらっしゃったんでびっくりしちゃいました。
タ：(返事のなかった理由がわかった気がする…)君の名前は聖数を意味するだけ
　　あって、呪の効果が薄いようだな。
奈：え？
タ：それで今日は直接に効く呪を使うべきだと思ったんだ
奈：……あ……

紙燭の灯りが消えて……その後は……


平安時代のタタ奈々クォリティ(笑)←でもタタルさん、頑張って夜這って来たゾ(^_^;)
ある意味恋愛の成就は、(殿方次第ではあるが)この時代の方が早かったかもしれない。
タタルさんから来るお文は、漢字だらけの薀蓄でとても読みづらそうです。
歌も理屈っぽそうだ。
そしてこの時代理系の得意なお姫様てのは、『虫めづる姫君』ではないけど、ちょっと
変わり者扱いされそうですね＾＾；和歌が美しく詠めて、字がきれいなのが美人の必須条件
だった訳だし。

この時代だとタタルさんは典薬寮あたりにお勤めして、しょっちゅう陰陽寮に出入りしてる
怪しい人って感じだろうか。
奈々ちゃんは、ほんのちょっと、いや本当少しだけ、婚期を逃がしちゃったお姫様って感じで。


イラストは平安萌えを下さった、遊月さんにヽ(^。^)ノ


今回は完全デジタルでトーンを貼って見ました。
うん、模様なんかブラシに入れちゃえば、一発だもんね。コレは楽チン♪
でも手書きするのも好きです。なんてったって、模様オタクなので。

もうすぐQED最大の悩める季節行事(笑)節分ですね！！
うーん、今年は鬼もウチって豆投げるか……。


おっとひとつ書き忘れ＾＾；
源氏物語を楽しく美しく、笑いあり涙ありで漫画にして下さってるサイト様を
ひとつご紹介します。

この管理者さんの描かれる光源氏は、ちょうどオリラジの藤森君を思わせる
軽さがあり、しかも女性キャラがなかなかかわいく、性格もしっかり楽しく描かれて
いる為、読み応えがあります。
特に空蝉のあたりはお腹抱えて読みました。
源氏物語を真面目に読むと、光源氏と言う男はどうにも腹が立つんですが、
ここの光る君はなんだか憎めなくて結構応援したくなっちゃうんですよね～。
お父さんの帝と左大臣の絡みもヨシ！葵の上のツンデレ？ぶりもカワイイです。
平安好きな方、ぜひ一度読んでみて下さい。←サイト名クリックで行けます。
絵もとても美しいです。
早く続きが読みたいな♪

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