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我が家のトイレにはハングル単語が書かれたカレンダーが下がっています。
もちろんそれはハングル語が全く出来ない私の為なのですが、
11月はドラマに関連した用語特集だった模様。
その単語が毎日出てきた順番があまりにも傑作だったので書いてみます。
27日 あこがれ
↓
28日 熱
↓
29日 告白
↓
30日 かんちがい
↓
空欄に 『恋人ですか?』
『いいえ、ただの友達です』
(笑)
憧れて告白したものの、勘違いの恋だったようです。
韓国語で勘違いは漢字では『錯覚』と書く『チャッカク』。
日本語の勘違いは『思い違い』に近い意味だと思うのですが、韓国では
見間違いなんだな~と思いました。
伊勢~の前だったら続き柄を聞かれてたら、奈々ちゃんは確実に
『大学時代の先輩で先輩薬剤師で…』と答えていたでしょう。
まあ、一回くらいずっぱりはっきり『ただの友人です!』と言うのもあっても
良かったんじゃないかと思います。
(奈々ちゃんから見ればタタルさんの表情は変化なかったように見えたかもしれませんが)
◆◆◆
「今日は湯豆腐にしようかな」
日曜日の午後のことです。
明るく陽は射しているものの、外は木枯らしで肌にあたる風はとても冷たい日でした。
「あ、でもネギがないわ。───タタルさん」
キッチンからリビングを覗くと、彼はソファに横になっていつものように本を読んでいます。
少々眠いのか、いつも眠そうな瞼がちょっとふさがり気味。
「あの、ネギがないので、駅前までお買い物に行ってきますね」
そっと声をかけると、彼はその眠そうな瞼をけだるげに持ち上げ、
ゆっくり体を起こしました。
「…良かったら俺が行こうか?」
ちょっとびっくりしました。
一緒に買い物に行くことはあるものの、彼が自分から『行こうか?』なんて尋ねたこと、
今までなかった。
「君、昨日仕事で遅かったし、今日も午前中は掃除してて忙しかっただろう。」
ソファからやっぱり物憂げに立ち上がると
(背が高いから、殊更動くのが億劫そうに見えるのですが)、
彼はジャケットを羽織って玄関に向かいました。
「あ、待って、タタルさん。お財布とエコバック」
わたしはあわてて彼を追いかけました。
「あのネギと、春菊もお願いします。駅前のスーパーが安いですが、
酒屋さんの隣の八百屋さんも覗いて見てください」
わかった、と一言答えて彼は出かけて行きました。
「ふう」
タタルさんにお買い物を頼むのは初めて。
何だか初めて沙織にお使いを頼んだとき、母がやけにおろおろと心配していたけど
(そして母の心配通り、案の定寄り道をしていました)、
なんだかそれが少しわかるような気がします。
わたしはお茶を淹れて、ダイニングの椅子に腰かけました。
───そして一時間。
「…いくらなんでも遅いよね」
駅前の商店街まで、このマンションからは歩いて10分かからないくらいです。
…そう言えば酒屋の隣の八百屋さんは、書店の向かいでした。
彼は携帯を持たないし…。
「迎えに行ってみようかな」
わたしは立ち上がってエプロンを外しました。
駅前の商店街は日曜の午後、と言うこともあって、混雑していました。
まず通りすがりのスーパーを覗きましたが、当然と言うか彼の姿はありません。
そこで、絶対此処にいるだろうと考えていた書店に向かいました。
彼のいつも立っている姿を見かける、ビジネス書の隣の歴史や趣味の
関係の本の並んだ棚の列を伺うと……彼の姿はありません。
「………」
一応文庫本のコーナーや理系の薬学関係の本の並んだ棚の辺りも
見てみたのですが、やはりいないようです。
「八百屋さんに一時間もいるのも、おかしな気がするし…」
それでもわたしは道路を挟んで向かい側の八百屋さんに向かいました。
…とふとガラス越しに隣の酒屋さんに見慣れた、背の高い後姿を見かけました。
「タタルさん!」
「おやおや、奥さんのとこの旦那さんだったのか」
時折立ち寄る酒屋さんのご主人は、茶色い縁のメガネを軽く持ち上げて、
わたしを見ました。
……まだ『奥さん』じゃないんですけど。
「置いてある日本酒のことあれこれ聞かれて話してたら…彼詳しいねえ。
なのに洋酒にまで詳しいからつい話し込んでしまったよ。
ほら、奥さん、心配して迎えに来ちゃった」
彼はついさっき別れたかのような表情でこちらを見ました。
「奈々、今日沢ノ井の新酒が入荷したらしい。
湯豆腐には合うだろうし、買っていかないか?」
「………いいですよ」
「ところでタタルさん、ネギと春菊は?」
お店を出ると彼が手ぶらなのに気が付きました。
「………これから」
彼のあんまりにも気まずそうな表情を見て、わたしは思わず吹き出してしまいました。
「じゃあ、八百屋さんに寄りましょう」
新酒の四合瓶をぶら下げたのとは、反対の手でわたしの手をそっと取った彼の手を、
わたしもそっと握り返しました。
空を見上げると、青空だった先ほどまでとは違って、
薄桃色の鮮やかな夕焼けが広がっていました。
◆◆◆
そろそろ長女に『初めてのお使い』をさせようと頭をひねっています。
近頃の世情と交通事情を考えると、まだちょっと幼いウチの
お姉ちゃんをお使いに出すのは心配なのですが(^_^;)
我が家の近所は向かいがブック●フでその先信号を渡ったところにコンビニがあります。
コンビニの店員さんは、ウチの長女をよく知っているので、
あらかじめ『初めてのお使いにこちらを利用してもいいでしょうか?』とお願いをしてあります(笑)
それにしても男の人にお使いを頼むと、何故か余計な買い物をしてくるか
おかしな道草をしてくることが多いです(笑)
年の瀬も近づいた、寒いある日のこと…
ガツッ
奈々:あ、タタルさん!すみません。夢中でお掃除してたらつい…。(←天然。あくまでも)
タタル:………そっち手伝おうか?
奈々:大丈夫ですよ(^.^)タタルさんはそのまま本棚のお掃除しててくださいね♪
タタル:………
そう一応タタルさんは本棚のお掃除をしているのです。
事業仕訳とでも言いましょうか(笑)
◆◆◆
この絵もまた一つ挑戦してみました。
…じゃーん!
今回は下書きから全てPCで描いてみたのだ。
今までぶきっちょな私は、下書きはアナログで描いて、スキャニングして
PCで清書してました(^_^;)
まだうまくいかなくて絵柄がいつもと違う感じにw
我が家も少し早めに年末大掃除に取り掛かっています。
長女が冬至の日の生まれな為、誕生日やクリスマス、そして韓国の両親への対応
(韓国は旧暦で正月を祝うものの、クリスチャンのご家庭な為クリスマスはあります)
そして年明け早々の長女の足の手術などなど…。
イベント?盛りだくさんなので、今のうちにそうじしちゃえ~と頑張っています。
これも愛情だ!タタルさん。掃除機で少し吸われとけ。
昨日拍手沢山頂きました(*^_^*)
ありがとうございます。
次は1500目指して?と言うかそこまで続けられるよう
精進してネタ探し頑張ります!
コメントのお返事は続き記事からです。
ありがとうございます!
めでたくもこのブログ1000拍手を越えましたヽ(^。^)ノ
一周年でこうしてキリのいい数を迎えられて、本当にうれしく思います。
ブログを見て下さってる方々、リンクして下さってる諸先輩方
いつもありがとうございます。
そしてどうやら来年早々に、『出雲神伝説』の文庫も発売されそうですね。
私は文庫で読み始めたので、一応は文庫派(笑)
なので諏訪や河童は二冊あったりします(^_^;)
でも文庫とノベルズ、微妙に表現が違っていたりするので、
(漫画でも雑誌掲載とコミックスはトーン貼り換えたりします)
ちょっと楽しみです。
(薀蓄はいいので)どこかお楽しみな書き足しがないかな~と夢見てます。
今回のイラストはsaiの技法書首っ引きで、普段やらないようなことも
頑張ってみました。
あ~でも背景とか光とか影とか、まだまだです。
これからも色々勉強して描いていきたいと思います。
やっと連休が明け主婦休業(笑)
今日は洋服や小物です。
人物とまた違って、質感が必要。
今回はちょっと挑戦して、自分でニット地のテクスチャーを作って
(毛糸のえりまきをスキャニングした(笑))saiのテクスチャーとして入れてみました。
奈々ちゃんのニット地のワンピースに使っています。
カクテルに使われてるオレンジも少し丁寧に描きこみ。
ギムレットも泡の粒まで実は描いてあります(^^ゞ
この後背景と人物をなじませるために、光と影を描き足したり
メリハリをつける処理をしたりします。
エプロンの漫画の(とは言ってもまだエプロン出てない(^_^;))続きの下描きが
終わりました。
このイラストと並行して描いてく感じになりそうです。
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当然ですが、原作者および版権元様とは
一切関係がありません。
閲覧に関しては、個人で責任を負ってください。
著作権も一応手放してはいないので、
ご利用の際はご一報下さい。
……なんじゃ!このネタ!?と
思ったら、目をつむって十数えてなかったことに
して欲しいです^^;