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タタ奈々と空稲で二次してます。 どちらのジャンルも原作設定をメインとしております。
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昨日、とうとう念願の『そこのみにて光輝く』、見てきました。
朝一番の回はがら空きで楽チンで良かったです。

パンフレットも購入。
今時パンフってこのサイズ…メジャー??
我が家としては保管しやすいA5サイズでした。


さてこの先大きくネタばれます。
未見の方、内容をDVDの発売まで知りたくない方は、
ご注意ください。


感想は続き記事からです。



拍手[8回]




◆◆◆


ツイのお友達から『森伊蔵、冒頭はガン見せよ!』との指令が
下っていたので(笑)、本読むにせよ、テレビ見るにせよ
初め集中力の薄いわたしが頑張りました(^_^;)

いや…のっけがあのシーン…は観客を映画に、もしくはスクリーンに
集中させるいい見せ方でした!
しかも主人公の達夫には、幼いころから背負って来たものが
あるらしいこともわかる仕組みになっています。
…なっているのですが。
正直映画館に駆け付けたごーさんファンのほとんどは
『わあ!冒頭にサービスショットが!!』って反応を
してしまったんじゃないかと…←ダメなファンの一人

微量の光と濃い影に立体的に彩られた中を、
カメラが上り詰めていく感じは、
被写体もこの場に息をしている物体なのだ、と感じさせる見せ方だと
思いました。
だからこそ達夫が苦しんでいる夢の内容の重さも、映るような…。


達夫は目の前で仕事仲間と言うか部下を亡くしていた。
彼のたった一言の為に。
どうやらお部屋を見る限り、以前はまともなサイクルで
働いてたらしいことがわかり、じゃあなんであんなに
辛そうな歩き方してるんだろうとか…。
前半と後半で達夫のあり方が全く変わるのですが、
ごーさん、監督に許可を頂いて毎晩遅くまでお酒を飲んで
あの歩き方(ひどく猫背でちょっとふらついた)を
表現していたんだなあ…と。


千夏や拓児と知り合うことで、彼はまた生きていく糧を
取り戻すのだけど、一方の千夏や拓児は生きていくための
どうしようもない負のサイクルにはまっていて、抜け出すことも
出来ないでいる。
口は悪いんですが、拓児がまたねーちゃん思いなのね。
拓児にとってはねーちゃんがお母さんみたいな感じなんだなあ、と
思いました。
拓児は仮釈放中の身なのだけど、映画の話の前にあった事件も
もしかしたら家族への何かゆえに起きた事件なのかなあ…と
思わせました。(千夏は『拓児は理由を覚えてない』と言ってますが)



人間の業と言うか欲と言うか…そのどうしようもなさが
出てる千夏の不倫相手の中島と千夏の父親。

体や影から映像が始まっても、中島とのそういうシーンと
達夫とのそういうシーンには明らかな違いを見せて
表現されていました。
愛情と執着の違い。
執着を愛情とすり替えて生きてきてしまった人、または病気故に
もう執着しかない千夏の父親のようなあり方が、
どちらかと言えば一般的な人たちの中にあり、
達夫や千夏、拓児の三人の方がやけに世間から浮いているような…
そんな書き方が怖いくらいでした。
最後の千夏の父親が、普段お母さんを呼ぶ『はるこ』ではなく
千夏を見ながら『千夏』って呼ぶシーン…。

アレ、ご覧になった方はどちらに取りましたでしょうか?

①一瞬だけでも父親に戻って、幼いころの千夏を思い出して呼んだ

②毎日処理をしていた相手だけに、娘ももうそういう対象に
なっており、千夏を呼んだ。


最後砂浜に出ていった二人の様子を見ると、どちらにも取れ
(どちらもなんか救いがないですから)なかなかあれこれと
考えさせるセリフでした。



『夏』が描かれていますけど、やっぱり『函館の夏』でした。
なんとなく感じられる空気が冷たいの。
もし関東あたりの漁村で撮っていたら、もうもうと映る湿度がない
ちょっと青い夏。
でもこれ以上北で撮ったら、海での海水浴シーンが
かなり寒い…。
函館と言うロケ地はうまく選ばれてるな~と感じました。




ここからはミーハーに!
そう、あのシーン!中ほどのあのシーン!!

なんかねスクリーンを触ったら感触のありそうなくらい
立体的に映されていて『きゃー』って感じでした。
こういうシーンは、脱がされてく女性を綺麗に描く表現のが
一般的だろうと思うのですが(外国映画なんかそうですよねー)
明らかにごーさんの肉体に迫った撮り方で、
お家に帰ってパンフを観たら、監督さんが女性でした。
成程。


それにしてもごーさんは、女性の監督や脚本家、カメラマンと
相性のいい役者さんなのかなあと、ダビングしていただいた
『裸にしたい男(NHK放送)』を見ながら思ったのですが、
今回の映画もその素敵な出会いの一環から生まれた映画だったなあ
と思います。
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次女妊娠中にQEDにはまりました。
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思ったら、目をつむって十数えてなかったことに
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