昨日更新しようと思ってたんですが、出来ませんでした。
赤ちゃんの発疹はぼちぼち収まりつつあるんですが、
私の方がばててしまい、昨日今日の午前中まで
もう、休憩！！って感じで寝てました。
ようやく回復の兆し。

本も描かなきゃならない部分は全て終わりました。
今回は前回の反省を生かして
文字や文字の配列のデザインなんかに気を配って
みました。
こんな、どう考えても真夏の陽気に『雪』がコンセプトの本作るって…。
でも広告関連業の方々は常に季節先取りですもんね。
正直、うまく季節感が出てればいいのだけど…、とそこが一番不安だったり。

さて絵本の紹介の続きをしたいと思います。

前回のデュラックに続き、今回は有名どころのアーサー・ラッカムから。


ラッカムは妖精を描かせたら、右に出る人のいない画家で
日本の多くのイラストレーターや漫画家さんに影響を与えています。
本当はウンディーネの絵を載せたかったんですが＾＾；
一番有名なのは『不思議の国のアリス』かな？
光と影のバランスが絶妙で、この人の絵は数が多いことから
まだ見たことない絵もたくさんありそう(*^_^*)



次はご存知の方の多い、シスリー・メアリー・ベーカー。
私の子供の頃、なにかお菓子のおまけにこの方のイラストカードが
入ってた記憶があります。
子供の妖精と花を写実的できれいに描く、女流画家さんです。
ピーターラビットのポターなんかと筆致が似ているようにも感じます。
この人の画集は洋書コーナーで見つけて、大人買いをしたことが(笑)



最後は一番一押しのカイ・ニールセン！！
彼の挿絵をした童話はお話自体もお気に入りで、
本当に大好きです。
ビアズリーや浮世絵なんかの影響も受けてそうな
でもどこかオシャレで、写実性なんかどうでもよくなってしまう
彼のお姫様の絵なんかは本当に素敵です。


あ、最後だけでっかくなっちゃった(^^ゞ
この王妃様の絵も、黒の使い方がほんとオシャレで、見ていて飽きません。

これらの絵が描かれた時代は、美術史でもアールヌーヴォーの時代に
当たっていて、同時代に活躍した画家にミッシャやエルテがいるので、
子供の為の絵本も、ことさらオシャレであることが要求されたのかもしれません。

現代のざっくりした絵の絵本も好きですが、
飽きずに眺められるこれらの絵本が大好きです。


すみません、明日からQEDのお話に戻ります(^_^;)

[5回]