今日はひな祭りです。昨日までかなりの自粛ムードで、次女の初節句だと言うのに、全く用意もしてなかったのですが、めでたくも先が見えてきたので、ようやくひな人形を出しました(笑) 明日には片づけるのに(^^ゞ
本当は靴取りまでいる7段飾りなのですが、身長１０～１５センチの小さいお雛でも、我が家には
ここまで飾るのが精いっぱいでした。


ひな祭りと言えば、QEDの読者にとっては、何やら不穏なお祭り……
ここでタタルさんの薀蓄を引っ張り出すと、私のタイピング能力＋記憶力を越えたようなことを
書かなければならなくなるので、QEDのひな祭り＝雛流し＝生贄を水に流す、と言ううことで
思い出したことをつらつらと書こうと思います。

確か司馬遷の史記の呂后の記述の中に、三月の上巳の祓に川に行って禊をしたと言う話が
ちらと書かれていたように記憶しています。………呂后！？それって前漢の最初のお后なので、
前漢は紀元前206年から始まるから……3月の最初の巳の日にお祓いをすることは
こんな頃からあったんだとびっくりです。これが多分奈良時代に日本にやって来て
江戸時代にひな人形を飾るお祭りになっていった訳です。
QEDに書かれていたことをそのまま素直に読んだとして、そうするともしかしてもしかすると
この呂后の話などは、生ものの人間をお祓いに使ってた？！かもしれないな～などと
考えてしまう……＾＾；


あとは源氏物語の宇治十条の中に出てくるヒロイン、浮船が主人公の薫の亡くした恋人の
『人形(ひとがた)の娘』として出てくること。
浮船の父親は親王なのですが認知されない娘だった為、義父の常陸守によって育てられています。
この当時お姫様は大体、都育ちが基本なので、東国で育った浮船は薫やライバルの匂宮にとっては
異界の娘＝鬼の子孫の扱いなのかなと。
ゆえに浮船はストーリー終盤で、宇治川に身を投げようとし(結局はさまよい出ただけで、実行は
しませんが)、それが叶わないと出家と言う手段で、彼岸の世界の人になります。

人形＝流すものがこの時代の貴族社会の常識だったのかな…。

QEDを読んでる間、結構『そう言えば源氏物語にあんなエピソードがあったな』と思うことが
あって、生贄なんて聞くと、まるで遥か昔のことに思えるのですが、結構有史時代の
話なのかもしれないな、などと思っています。


生贄とはまた考え方が違いますが、私の夫の国では、
『結婚前に亡くなった女性は親不孝なので、土に埋めず、灰にして海に流す』
と言う風習があります。
主人に聞いたところ、今でも実行されてる風習です。
儒教の教えをかたくなに解釈した、全く前時代的な風習ですが
今でも生きています。
外国だからと思われるかもしれませんが、お隣の国も
人情的なものや、ここ最近の目覚ましい経済発展で私たちとなんら普段は変わることが
ない社会生活を送っています。
それを考えると『それが風習だから』と、元の意味を吟味せずに近代化と並行して
こうやって残っている風習はまだまだたくさんあるな…と思うのです。



それでも私は雛祭大好きですけどね＾＾
娘、二人だし♪

タタルさんだって、娘が生まれたら、ひな人形飾っても、文句は言えないに違いない(笑)
桑原家と棚旗家の両家から立派なひな人形が、送られてきちゃったりして……。

ちなみに雪洞だけ点けたお部屋で、一人ひな祭りの歌を歌っていたら、
ダンナものすごく、おびえてました(笑)




さて昨日も書いたのですが、携帯の待ち受けに画像使ってねキャンペーンを
実施しようと思います。
あったらいいなと思うような絵がありましたら、ご意見して頂けるとありがたいですm(__)m

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