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タタ奈々と空稲で二次してます。 どちらのジャンルも原作設定をメインとしております。
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久しぶりの感想枠です。

さすがに昨日の疲れが出て、今日は原稿作業が難しく
お昼寝しつつ、高田先生の新シリーズを読むことが出来ました。


今回こそは公開のサイン会があるかなーとちょっと期待してたので
残念でした。


でも新刊は大好きな鎌倉史のあたりなので
楽しく読めました。
私が歴史好きになった切っ掛けは、わかりやすく牛若丸からなんですけど、
それだけに兄の頼朝や範頼、三代で終わってしまった源氏には
興味が尽きないです。


本の感想は続き記事からです。
私はレビュー書くのが下手ですんで、完全にネタバレしてますので
ご注意ください。


拍手[6回]




神の時空~鎌倉の地龍~/講談社ノベルズ・高田崇史著


まだざっと流し読みで、二度読んだら
あとからあれこれ出てきそうなんですが…。
『QED 鎌倉の闇』『カンナ 鎌倉の血陣』の説から更に発展。
この本を読んで興味を持たれた方は、上の二冊も読んでみることを
おすすめします(#^.^#)
QED鎌倉の闇が鎌倉党と源氏、北条氏の関係について
書かれているとしたら、この本は頼朝と北条氏が中心。
政子を真ん中に据えて、頼朝を初めとする源氏一族、
政子の父親、北条時政の当時の政治的な状況が『怨霊』をキーワードに
書かれていると思います。


それにしても高田先生の著作を読むたびに考えるのですが、
神社って本当に政治的なバランスから成立してるんだなあ…と思います。
元々政治と宗教は歴史が古代に行くほど密接な関わりがありますが、
何の気なしに『健康でいられますように』なんてお祈りする神社が、
とても創建当時の政治的なバランスによって建てられたり改築されたり、
移動してたり…。今だって某神社は非常に政治的な絡みでしかニュースに
なりませんしね。



入っていた鶴岡八幡宮の地図を見ると、どうも頼朝が勧進した当時とは
北条氏が政権を握ってから、ご祭神は祀り直したり場所変えたり
したんじゃないかなあと。
自分たちの婿で利用してポイ捨てした頼朝より、承久の乱で
敵対した後鳥羽上皇の方が、北条氏にとっては大きい敵だったのかなと。
本宮の後部に祀られてるのが若宮で、若宮に祀られてるのは
後鳥羽上皇。
頼朝が祀られてる白旗神社は前方な上に、北東方面のお墓もあまり大事に
されなかったようで…。
鎌倉武士が京都のお公家さんより怨霊を恐れなかったのでしょうか?
それともやっぱり自分たちが助けなかったら、
流罪人以上の地位にはなりようがなかった頼朝なんか、
大したことないってことかな。
そんなことを感じました。


一昨年江ノ島神社の奥津宮まで、ベビーカー担いで(笑)行って来た時、
北条時政がお籠りをしたという岩窟があったのですが、
どうも黄金の夢を見たとか龍が現れたとかそんなことが
書いてあったように記憶してるんですが(うろ覚えですみません)
北条時政が岩窟でお籠りしてまでお祈りしたのは、
おそらく打倒奥州藤原氏と彼らの持っていた黄金なんだろうと
思いました。
奥州から持ち帰った義経の首は(味噌漬けだったらしいですが)
頼朝がロクに首実検しなかったなんて話もあります。
本星が奥州藤原氏だったならば、義経なんてどうでも良かったのかも…。
と、お参りした時に思ったものです。
そういえば江ノ島神社に祭られてるのは、平家筋である北条氏が信仰していた
(ここからも北条氏は鉄関わりだったって解るんだなあ…と今回の新刊は
つくづく感心しました。修善寺って名前自体が鉄関わりだったと知ってびっくり)
弁財天。
よく弁天様は『カップルでお参りすると別れる』なんて話がありますが、
頼朝と政子はここ二人でお参りしてるんですよね(笑)
なんかそうするとこの本の結末も解るような気持ちが…。



よく鎌倉時代は、平安時代は入り婿婚だけど女性がお嫁入りに近い形
に移行していく期間のように教わるんですが、
この説の政子と頼朝関係は明らかに、頼朝は『立場のない入り婿』だなあ…
と思いました。



この本読んでたら、以前からそうかなあと思ってた、頼朝の長男の
頼家の本当の母親はもしかしなくても比企一族の娘かな?って思いました。
実朝のお母さんは誰だろう。
案外御霊神社のお祭りのきっかけになった、菜摘御前だったりして。




新シリーズとのことでキャラも新しいキャラクターが続々。
QEDから読み始めたわたしとしては、幽霊も薀蓄で解明しそうな(笑)
タタルさんを知ってるだけにちょっと意外な感じがしましたが、
最後のどんでん返しで、次の新刊を待ちたいなと思いました。
そうか…幽霊のあのポーズは(笑)
そう考えるとなかなか面白いです(*^。^*)♪



最後に本の帯の松本先生のタタ奈々を見て、とてもテンションが上がりました。
最近お休みしてますが、夏あたりからQEDネタも再開したいなあと。
タタルさんと奈々ちゃんにまた会いたくなりました。
百人一首も長い旅だとは思うのですが(文字なら一行で済むところが
絵だと…大変(^_^;))ぜひ六歌仙も見たいです!ファンとしては!!
QED読んだことない方、今ならコミックで読み始められます!
もだもだカップル好きさんにはおすすめです!


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次女妊娠中にQEDにはまりました。
当然ですが、原作者および版権元様とは
一切関係がありません。
閲覧に関しては、個人で責任を負ってください。
著作権も一応手放してはいないので、
ご利用の際はご一報下さい。

……なんじゃ!このネタ!?と
思ったら、目をつむって十数えてなかったことに
して欲しいです^^;
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